ベンメリア「花束の池」


 01.MAY.2006


 バンディア・スレイを後にした私たちは、アンコールワットから東へ直線距離で40キロの位置
(道路は山裾を迂回するため80km)にある
ベンメリアへと向うことにした。




プップッー!!


ベンメリアへ向かう道すがら
「プップッー!!」
クラクションを鳴らして、牛たちに道をゆずってもらう、
なんとものどかな道のりだ・・・。


ベンメリア


お昼近くにになって、ベンメリアに到着。アンコール・ワットから離れているだけあって、ここは観光コースから外れている。
そのため、観光産業も発達しておらず、とても静かな雰囲気のところだ。


姉弟


遺跡入り口付近の木陰で、姉弟が休んでいた。
公園があるわけでもなし、遺跡が子供たちの遊び場なのだろう。
しかし、仲のよさそうな姉弟だ。
こういう光景は、なぜか心が休まる・・・。


ベンメリア遺跡


ベンメリアとは、「花束の池」を意味するそうだ。大きな貯水池を有する配置と言い、アンコール・ワットと類似点が多いことから、「東のアンコール」と呼ばれている。
 今は、深い森に埋もれ、静かな時の流れに任せている。

べンメリアのレリーフ


べンメリアに刻まれたレリーフ。写真は、「ラーマーヤナ物語(ラーマ王が、シータ姫を魔王から救い出す物語。)」の一説を描いたもの。

 ”荒廃した遺跡とシータ姫”、これで何か思い出しませんか?
ベンメリアは、アニメ「天空の城ラピュタ」のモデルとなった遺跡なんですよ。

ロレイ遺跡

 
ベンメリアからの帰り道、ドライバーが近くに遺跡があると言うのでによってみた。
この辺りは、アンコールに王都が移る前に栄えていた都だったらしいが、赤茶けたレンガと、寺院跡が残るのみだ・・・。

 

ジャックフルーツ


ロレイ遺跡を歩いていたら、ジャックフルーツの木を見つけた。
重たい実が、木の枝にぶら下がっている。
「よ〜し、このあと市場にでもよって、フルーツでも買い込んで帰るかな・・。」

物売りの子供たち

 
大きな遺跡では、物売りの子供たちが必ずいる。
ここでも、どこからとも無く子供たちが集まってきた。
ただ、ここの子供たち、お客が少ないこともあって、アンコールの物売りほど商売上手ではないようだ。
ちょっと手なずけてみようか・・・。

子供たちと


キャンディを配ったら、案の定、大騒ぎになった。
もう、商売など忘れてしまったようだ。
このほうが、子供らしくて良い。
少し和んだところで、みんなで写真を写した。
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写真をクリックすると大きく表示されます。


故障


そろそろ、出かけようか!
「どうしたの・エンジンがかからないの?」
スターター音が鈍いとは思っていたけれど、これだけ走って、急に動かなくなるなんて、いったいどうなってるの?
「さすが三菱・・・!?」
とりあえず、応急処置を施して、街へ戻ることに・・・。